シミュレーター機材

KMR Sim Frame の組立て手順【G29、FanatecDD、T300RS用】

この度ECサイトで販売準備中の”KMR Sim Frame”の組立て要領を記していきます。KMRでフレームを購入していない人も、ポジション等の参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
【完成例(1画面、実車シート使用、T300RS)】

  1. 開梱
    1. 箱を開梱し、中身を確認しましょう

      【注意】アルミフレームの端面は鋭利な場合があるので、けがをしない様に注意してください。作業中は手袋の着用を推奨します。
  2. 床面フレームの組立て
    a.以下の順番でフレームを配置し、③~⑦までを”QCジョイント”で仮固定していきます。

    【部品名称(フレームに張り付けてあるシールに記載があります)】
    ①②   SFF-434 L=1400
    ③    SFF-434 L=600
    ④⑤⑥⑦ SFF-424 L=600 QCWb.フレームを配置したら、③のフレームに、”SFK-N07ハードブラケット  G80キット”から取り出した先入れナットを4個入れます。

    c.④、⑤のフレームに、先入れナットを2個ずつ、合計4個入れます。

    d.以下の推奨固定位置に、QCジョイントを使用して仮止めしていきます。
    【推奨位置】

    シート固定用フレームの間隔は、フルバケットシート使用の場合は330mm、実車シート(スイフトスポーツ純正レカロ等)を使用の場合は350mm程度の位置で仮止めします。
    また、④、⑤のフレームの固定高さは、フルバケットシートの場合上段、実車純正シートの場合下段を推奨します。

    【下段固定の例】

    【QCジョイントでの固定方法】※この段階では手で仮止め
    QCジョイントは、以下のような4点の部品で構成されている、クサビ型の固定金具です。
    少ない部品点数、締め付け点数でフレームを強固に密着できます。

    QCジョイントの固定原理は以下の画像をご参照ください。

    ” https://jp.misumi-ec.com/vona2/detail/221005423874/” (ミスミ様のHPより引用)
    後で位置を微調整するため、↓の様に、ネジの頭が出る程度、数山ネジを入れる程度で仮固定します。

  3. 柱の固定
    a.”SFK-N07 ハードブラケット  G80キット”と”SFK-N65 回り止付ハードブラケットLGキット”を写真の様に仮止めします。

    b.”QCジョイント L80キット”を使用して柱”SFF434 L=950 QCY”を固定します。

    締め付けトルクは以下をご参照ください(QCジョイントはM6、ブラケットはM8サイズです)

    c.先入れナットを柱に入れ、ハードブラケットを仮止めします。

    ※ボルトを先に入れてナットが下に落ちない様に止めておくと作業しやすいです。

  4. シートの固定
    【実車純正シートの場合】

    ④、⑤のフレームの上にシートを乗せ、”付属品袋”内のM8ボルト4本、ワッシャー4個で固定します

    【フルバケットシートの場合】
    ④、⑤のフレームの上に、”SFF-434 L-330”を”SFK-047 DブラケットクロスLキット”4個を使用し固定します。
    ※DブラケットクロスLキットの取り付け方向は、出っ張りが上に来ない方向で固定してください。

    フレームの上に、用意したスライドレール、サイドプレート、フルバケットシートを取り付けます。

  5. ステアリング用フレームの組立て
    【G29、Fanatec DD、T300RSの場合】
    a.以下の写真の様にステアリング用フレームを組み立てます。T300RSの取り付けブラケットや、各モーターの取り付け用ボルトは専用の物が”付属品袋”に入っています。

    ①SFF-424 L=280
    ②SFF-424 L=520
    ③SFF-424 L=600
    ④【G29、Fanatec DDの場合】アングルブラケットL40キット 4個と”付属品袋”に入ったボルトで固定します。
    【T300RSの場合】”付属品袋”に入った専用ブラケット3個(アングルブラケット加工品)とボルトで固定します。

    ⑤ステアリング用フレームを、”アングルブラケットL40キット”8個を使用し、柱に固定します。

    推奨の取り付け高さは、床から500mm~600mm程度です。

    ペダル用フレームの組立て【G29、T300RS、Fanatec V3】※ベースプレートにフレームを直付けするタイプは別途記事にしますm(__)m
    ”SFF-424 L-600”2本を、”SFK-N29 ハードブラケットLGキット”2個(奥側)と、”SFK-041 DブラケットフラットLキット”2個(手前側)で固定します。

    ペダルは”アングルブラケットL40キット” で固定します。(ペダルによっては4~2カ所をボルト止めします)

  6. モニターアームの組立て
    a.”SFK-N65 回り止付ハードブラケットLGキット”2個を柱に仮止めします。

    b.モニターアームを、”付属品袋”に入っているボルトナットで固定します。3画面の場合、センターが短いアーム、左右が長いアームになります。

    【3画面用アームの取り付例】

  7. 補強フレームの組み付け
    柱の上部に、”SFF-424 L=600 QCW”を、”QCジョイント L40キット”で固定します。
  8. 各部本締め
    シートに座ってペダル、ハンドル、シートのそれぞれの位置関係を調整し、各部を本締めしていきます。
    ある程度締めたらモニターを取り付け、実際に運転をしてポジションを確定します。
    (走ってみると乗りにくい、という事も多いので、まず運転してみることをお勧めします)
  9. キャップの取り付け
    a.柱の上部分のみ、ロックネジ無しの”SFA-007 フレームキャップ 40・80 (ブラック)”でキャップをします。
    b.その他の部分は”フレームキャップロックタイプ”でキャップをします。

    完成です。お疲れさまでした!m(__)m

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